こんにちは。大阪府豊中市の離婚が得意な弁護士の武澤です。
最近は、豊中市だけでなく、近隣の池田市、吹田市、箕面市からも、たくさんのご相談やご依頼をいただいております。
タイトルの件、解説します。
近年、パワハラやスメハラなど、様々なハラスメントが出てきて、社会生活に定着するようになりました。
夫婦間でもモラハラと呼ばれる、結婚前は優しかったのに、結婚後、夫婦になった途端、ご主人や奥様から、ご自身だったり、ご両親などの大切な人に、ご自身の悪口を言ってきたり、ため息や舌打ちを頻繁にしたり、急に怒り出したりと、ご自身に対してひどい態度を取るようになることが原因で離婚する夫婦が増えてきております。
現時点で、モラハラ行為を受けて、「もう離婚したい!」と思われて、このブログを読んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
このブログでは、モラハラ配偶者がよくするモラハラ行動パターンと、モラハラ配偶者(夫、妻)から離婚する方法について記載します。
モラハラ配偶者(夫、妻)と離婚したいとお考えの方にお役立ちいただけたら幸いです。
モラハラとは、相手の良心や道徳心を攻撃し、相手を心身ともに支配しようとする攻撃行為です。
社会生活でさまざまなパターンがありますが、夫婦間ですと、夫婦間の立場、生活環境、愛情などのモラルを基にして、暴言を吐いたり、侮辱したり、嫌がらせをするなどの精神的な攻撃行為です。
身体的暴力はケガを伴うものが多いため、キズなどの見た目の変化がありますから、問題が表面化しやすいです。
一方、モラハラは精神的な攻撃になります。
特に夫婦間でのモラハラは、家庭内という密室状態で夫や妻から暴言を吐かれ、侮辱等されるため、精神的に疲れてしまい、だんだんと心身の健康を損なっていきます。
ですから、モラハラ被害はなかなかに表面化しづらいうえに、モラハラを受けているご自身が、「私のせいで、夫(妻)がつらく当たってくる」と思い、ご両親や会社の同僚等第三者の指摘からモラハラ被害を受けていることに気づくケースが多々あります。
モラハラ被害者になる傾向にある方は、下記の要素を持っている方が多いと言われています。
・責任感が強く、真面目で素直な人
・自己評価が低く、人と同じでなければ不安な気持ちになりやすい人
上記のような性質の方は、相手の言葉や態度を正面から受け止めてしまい、ご自身が悪いと思いその行動や言動を改善しようと努力されます。
そこを相手が突いて、支配をより強めるために、精神的ダメージを与えるようになります。
モラハラ被害者になりやすい方は、心根が優しい方が多いので、なかなかに大変だとは思いますが、相手が夫(妻)であっても、理不尽な精神的攻撃を受けたときは、怒ったり、拒否したり、態度を硬化させたりと、相手の思い通りにならないことをしてもいいということを肝に銘じていただけたらと思います。
- もしかしたら、モラハラされているかもと感じたら・・・。
モラハラの最大の問題は、加害者である夫(妻)、被害者であるご自身のどちらも「今の言動や行動はモラハラではない」ととらえることが多いことです。
また、モラハラを原因とした離婚をしようと決心しても、離婚を切り出す前に「夫(妻)のモラハラ言動や行動は治まらないのだろうか?」と一度離婚を踏みとどまる方もいらっしゃいます。
そこで、ご自身で「もしかして、モラハラされているのかも?」と感じたら、まずはご自身のことだけを知っている友人等に話を聞いてもらいましょう。
なぜなら、共通の知人に話してしまうと、モラハラ夫(妻)はたいがい外面がよく、その相手を言いくるめる話術を持っているため、逆にご自身に悪印象を持たれてしまい、さらにご自身にモラハラをしてくる可能性が否定できません。
ですから、もし、モラハラされているかもと感じて、離婚することも検討しているのであれば、一度、夫婦カウンセラー等モラハラに詳しい専門家に相談して、カウンセリングや治療等を受けてもらうことを提案してみてもいいと思います。
恐らく、相手は拒否することが考えられますが、ひとりで悩まずに、まずはモラハラの専門家に相談することが大切です。
そして、離婚を決心したら、離婚に強い弁護士に相談することを視野に入れておくことも大切です。
離婚するときに、慰謝料請求することがありますが、しっかりと証拠をそろえ、夫(妻)からモラハラを受けたことが原因であると裁判所に認定してもらえたら、離婚も慰謝料も勝ち取れることになります。
モラハラとは、先述の通り、肉体への直接的暴力は伴わないが、人格否定する、罵倒する、突然怒る、ため息をつく、親族との関係を断絶させて孤立化させるなど、ご自身の精神を少しずつ疲れさせて、心身の健康を損なわせて相手の支配下に置く攻撃です。
その攻撃方法は様々ですが、下記の項目に当てはまると、モラハラ行動と想定できます。
ご自身が受けている相手の行動を思い出して、該当するかを確かめてみてください。
・自分と価値観が違う意見を見下す
・店員さんや年下の人に対する態度が横柄
・急に不機嫌なって、その原因を見つけなければ、怒ったり、無視したりする
・自分のミスを指摘されると怒る
・ご自身に力がないと思いこませて行動を支配しようとする
・ご自身にとって大切なものを攻撃する
・「おまえ(あなた)のためにやっている」と主張する
・ご自身で築いた財産を使わせようとする
・相手の悲しみや苦労、つらさを認めない
・自分の言い分が通るよう、周囲をコントロールする
上記が主なモラハラ行動になります。
このような行動を取る根本には「自分の行動や考えがすべて正しく、相手が間違っているという価値観」、「相手が自分に金銭的にも精神的にも依存して、自分の思い通りにしたい支配欲」、「自分が正しい行動をしていることを周りにアピールし、ご自身の人間関係をコントロールしたい願望」です。
モラハラ夫(妻)は、このような根本に基づいて、ご自身に精神的な攻撃をし、徐々に逆らっても無駄だと気力を萎えさせて、考えることも億劫になるところまで持っていきます。
そうなると、仕事や家事をする意欲がなくなり、お金も無くなることで、精神的、金銭的に支配され、自分の思い通りになる夫(妻)になってしまいます。
また、モラハラ夫(妻)は外面がよく、口も達者な方が多いです。
このことで、周囲からは「優しくていい人」という印象を与え、常に自分の立場を気にして、周りに好印象を与える行動を行います。
そのような外で周囲に気を遣いいい人を演じる行為により精神的に疲弊するため、家庭に戻って夫婦二人きりになると、ご自身を攻撃してくるという行動特性があると思われます。
モラハラは、家庭という密室で行われているため、周囲には夫婦喧嘩程度のものと、捉えられがちです。
また、モラハラをする夫(妻)は、先述の通り、周囲の自分に対する評価や立場をとても気にするため、他人には「優しくていい人」という印象を与える行動を常にとります。
そこで、モラハラ夫(妻)と離婚することを決意したら、下記の行動を取るようにしましょう。
・モラハラの証拠を集める(会話録音やLINEのスクショ等)
・モラハラの専門家のアドバイスを受ける
・直接会わずに済む方法を駆使して離婚の交渉する
モラハラを離婚原因とする場合は、相手の合意を得にくいため、相当な確率で調停や裁判へと進みます。
そこで、離婚をするにあたっては、まずは証拠集めすることが肝要です。
証拠としては、毎日の生活で受けた暴言や罵倒を録音、録画したり、日記をつける等で集めることです。
また、精神科にかかり、毎日のモラハラ行動が原因となって、鬱になったことの診断書を入手できると、これも有効な証拠となり得ます。
そして、相手が、ご自身の委縮した行動を利用して、どうせそんなことしないでほしいと嘆願すると高を括って、「もう離婚や!」「出て行け!」と言ってきたら、この言葉をとらえて、離婚できる最大の好機にしましょう。
そこで、証拠集めと同時に転居先や就職先の確保も進めていきましょう。
一方で、毎日の生活で、常にモラハラ行動を受けていると、行動や態度が委縮してしまい、正常な判断ができない状態になっています。
その際は、上記で集めた証拠を持って、お住まいの自治体に設置されているDV相談所等へ行き、どうしたらいいのかを相談してみることも検討してください。
ケース次第では、シェルターなどの避難場所も紹介してくれます。
最後に、離婚を決意したら、離婚に向けて動いていくことになるのですが、たんに離婚をするだけでなく、慰謝料や養育費、財産分与の話し合いが必要になります。
モラハラ夫(妻)は離婚を拒否して話し合いに応じないだけでなく、周囲にご自身の悪評を吹聴したり、場合によっては精神的だけでなく、身体的攻撃もしてくるかもしれません。
そうなってくると、恐怖を感じるかもしれません。
そこで、離婚に強い弁護士に相談して、モラハラ夫(妻)と離婚に関する条件をご自身の代わりに交渉してもらうこともお考え下さい。
ご自身から依頼を受けた弁護士は、ご自身が離婚後の明るい未来を歩めるように、最大限の努力と知恵を振り絞って、モラハラ夫(妻)と対峙し、ご自身に有利な離婚条件を引き出す可能性を高めるように交渉を進めます。
ご自身はモラハラ夫(妻)と会う必要も話す必要もないので、冷静な環境で落ち着いて物事が考えられるようになり、自分自身を取り戻していろんな希望や主張が出てきたり、ご自身に有利な証拠集めがスムーズになることもあります。
夫婦間のモラハラは、密室で行われること、モラハラ夫(妻)は周囲にご自身の悪評を吹聴する等、自分の立場をよりよくしようと行動しがちです。
よって、共通の知人等の第三者から見えにくく、場合によってはご自身が悪者にされがちです。
そこで、離婚を決意したら、モラハラ行動を受けた事実が実際にあることを認められるために、相手にバレないように、コツコツと証拠を集めて、冷静かつ落ち着いて離婚に向けた行動をしましょう。
当然ながら、モラハラ行動を我慢して受け入れる必要はありません。
積極的に自治体のDV相談室等の第三者に相談して、ご自身が精神的苦痛や疲弊を感じることなく生きていける環境作りを優先的に行いましょう。
そして、離婚に強い弁護士に相談することもご検討ください。
モラハラ行動に対する慰謝料請求等に向けた的確なアドバイスや証拠の集め方を提示していただけるかと思います。
そして、このブログを読んで、「武澤先生に相談したい!」と思ったら、ご遠慮なくご連絡ください。
私は、毎日、何らかの形で離婚に関する事柄を取り扱っております。
もし、離婚のことでお困りのことがありましたら、まずは下記よりお電話、メールを下さい。
心配事を少しでも軽くできるように、お話をお伺いします。
※この記事は公開日時点の法律をもとに執筆しています。
※この記事は、読んでいただいている皆様にとって分かりやすい言葉を使って、記載しております。
※本記事を利用して、ご自身で対処する場合は、自己責任で行ってください。