教えて!明日香先生:健康保険料は婚姻費用に含まれる?

コラム
こんにちは。大阪府豊中市の離婚が得意な弁護士の武澤です。   最近は、豊中市だけでなく、近隣の池田市、吹田市、箕面市からも、たくさんのご相談やご依頼をいただいております。   私は、離婚を中心に、様々な男女問題に関する相談を日々受けております。   この、「教えて!明日香先生」のカテゴリーでは、頂いた相談を一般化して、読者の皆様が分かりやすく、そして離婚や男女問題に悩む方向けに、知識として、広く知っていただけるように、Q&A方式にして、お届けします。   ですので、読者の方にそのまま当てはまるとは限りませんが、ご参考として読んでいただけたら幸いです。  
  1. 別居中の夫から、健康保険料を差し引いて婚姻費用を支払うと言われましたが、この処理は正しいのでしょうか?
  明日香先生、こんにちは。   U美と申します。34歳です。31歳の夫と、小学2年生の双子の息子たちとの4人家族で、結婚8年目です。   今日、先生に相談したいことは、実は夫とは現在離婚調停中で、別居期間が約8カ月程度になります。調停は次で4回目です。 子供2人は、私と一緒に生活しています。 なお、婚姻費用は頂いており、そのお金で生活しています。   夫から先日、電話口にて、「来月の婚姻費用から、お前と子供2名分の健康保険料を差し引いた金額を渡すで。今までの分も来月の婚姻費用から差し引いて精算するからね。それが嫌なら、お前と子供の建設国保の脱退手続するから、役所に国民健康保険加入手続きをしてほしい。」と言われました。 市役所の国民健康保険ですと、建設国保よりも保険料が高いうえに、受けられる医療サービスが低下するおそれがあるため、建設国保の被保険者でいたいのですが、そもそも、夫が電話口で話したことは正しいのでしょうか。 なんか言いくるめられている感じがして、納得できません。 また、夫はこのことを伝えるにあたって、弁護士と相談済みとのことでした。   これまでは、お互い弁護士なしで調停してきたのですが、夫が弁護士に依頼したのであれば、こちらも弁護士に依頼して、ご支援いただこうと思っています。   そこで、離婚に強い弁護士事務所を検索サイトで調べたら、明日香先生が出てきたので、今日相談に伺いました。   明日香先生のご見解を頂き、今後離婚調停は明日香先生に依頼することを考えています。 夫の言い分が正しいかを教えてください。  
  1. U美さん、今日は相談にお越しくださり、ありがとうございます。
  別居から7カ月程度、かつご自身で離婚調停を進めているとのことで、毎日の子育てを含めて生活しながらですと、非常に大変だと思います。   そのような状況で、今受け取っている婚姻費用が減額される可能性があり、建設国保脱退によって国民健康保険料が上がることでの金銭的負担がご心配な状況となり、心中お察し申し上げます。   私が、今後の離婚調停を進めるにあたって、ご依頼いただけることで、少しでもU美さんのお力になれたらと思いますので、まずはご質問について回答いたしますね。   まず、ご主人がお話しされている、婚姻費用からの建設国保保険料の差し引きについてですが、これは可能です。   建設国保の保険料はあくまで生活費の一部となります。   ご自身でかけるべき健康保険をご主人がお勤めの業界で加入している国民健康保険組合で加入しているので、その組合員として受けられる医療サービスを受けられる権利を有することになりますので、必然的にその保険料はU美さんや双子さんの生活費の一部ということになります。   また、U美さんがお話しされているとおり、建設国保の方が、市町村の国民健康保険より保険料が安いことが多いですし、受けられる医療サービスも場合によっては、市町村のものより良いことがあります。   つきましては、建設国保の脱退よりも、保険料を差し引いた婚姻費用の受け取りを選んだ方が得策と考えます。   毎月の受け取るお金が減ることと、事後精算分があるので、多少は金銭面で大変かと思いますが、ここはご主人の言い分を聞いて、そのマイナス部分を慰謝料や財産分与請求等他のところで埋め合わせが出来たらと考えます。   正式にご依頼となりましたら、改めて現状把握とU美さんの主張をお伺いしたく思いますので、調停に関する資料一式全てをご持参いただいて、ご面談させていただけたらと思います。   そして、U美さんの新たな人生がより良いものになるようにサポートしますね。   もし、離婚のことでお困りのことがありましたら、まずは下記よりお電話、メールを下さい。   心配事を少しでも軽くできるように、お話をお伺いします。