配偶者から「離婚したい!」と言われたら・・・。

コラム
こんにちは。大阪府豊中市の離婚が得意な弁護士の武澤です。   最近は、豊中市だけでなく、近隣の池田市、吹田市、箕面市からも、たくさんのご相談やご依頼をいただいております。     タイトルの件、解説します。   急にご主人もしくは奥様から「頼む、離婚してくれ!」と言われたら、動揺するのは当然です。   また、話し合いの場を持ったとしても、精神的動揺が大きいことで、うまく話し合いが出来ずに、場合によってはこじれてしまうことも考えられます。   そこで、ご主人もしくは奥様から「離婚して欲しい!」と言われたときの対処法をこのブログで解説していきます。  
  • そもそも「離婚したい!」と言われる原因は?
  確かに、急に「離婚したい!」と言われると、ドキッとしますが、その言葉をご主人もしくは奥様に言わせるだけの原因があると思われます。   それを追及し、原因を解消して、元通りの夫婦関係に修復できたら万事解決となりますが、一旦離婚が切り出されると、そういうわけにはいかないのが夫婦の関係です。   では、その原因が分からない間でも、離婚に応じなければならないのかといえば、そうではありません。   離婚は双方の同意が無ければ成立しませんので、もし、離婚したくないのであれば、「離婚しない!」と拒否することは可能です。ただ、夫婦関係修復の努力もなく、離婚拒否だけ続けていくと、泥沼化する可能性がありますので、そうならないための見極めも必要になります。   そして、万一ご主人もしくは奥様が離婚届を勝手に提出する恐れがある場合は、住所地か本籍地の市区町村役場にて、離婚届が役所に提出されても受理されない「離婚届不受理申出」を行っておくと安心です。   離婚原因は、多くの場合は、このブログで頻出する法定離婚事由に該当する事項になります。ただしこれらの理由が必要なのは、あくまで裁判までいった時のことで、協議段階ではお互いに合意すれば離婚できます。   ・浮気、不倫等不貞行為 ・生活費を渡さない等悪意の遺棄の状態であること ・長期間にわたって別居状態であることやDV,モラハラ、金銭的、性的な虐待等の問題が夫婦間にあること等、その他婚姻を継続しがたい重大な事由があること   上記の理由があると、離婚裁判までもつれ込むと間違いなく離婚となりますので、離婚したくないのであれば、その原因を解消し、夫婦間で納得のいく話し合いを行う必要があります。   また、離婚を切り出した方は、結婚生活を続けていくメリットよりもデメリットを感じて、離婚したいと言ってきていることが多いので、その原因を探ることになります。   離婚したいと言い出した原因については、下記の事柄が挙げられます。   ・性格・価値観の不一致 ・浮気・不倫 ・お互いのわがままが過ぎる ・DV、モラハラ ・精神的虐待 ・酒乱 ・浪費癖 ・親がご主人もしくは奥様を嫌っている ・夫婦生活を送るにあたって、一方にだけ制約が科されたり負担が偏り過ぎている (例:起きる時間、食べるもの、休日の過ごし方、家事や育児の負担)  
  • 離婚危機を乗り越えるために
  先述のような法定離婚事由はない、もしくは思いつかないとご自身では判断しているとしても、「離婚したい!」と伝えたご主人もしくは奥様は、離婚をして、新たな人生を歩みたいと思っているわけです。   万一、ご自身の世間体や信条のために離婚を拒否しているのであれば、それは違います。   夫婦ともに幸せかつ円満に今後も充実した暮らしを続けていくことが、夫婦でいることの基本です。   ですから、離婚しないというお考えであるならば、この機に夫婦関係を見直し、修復の努力をして、相手方に離婚宣言を撤回してもらい、改めて幸せな夫婦生活を送れるようにしていただけたらと思います。   そのためには、「夫婦お互いの考えや思いを理解すること」につきます。   その考えや思いを理解が出来たら、「お互いをお互いに受け入れる」ことです。   考えや思いを理解できても、受け入れなければ、これからの人生でも何らかの衝突や問題が出てくることが予測できます。   その衝突や問題が出てくる限り、「性格の不一致」として、共同生活を送ることが難しくなり離婚を考える理由になり得ます。   離婚を回避するには、まずは、お互いが夫婦関係を続けていくことで得られるメリットを最大限に理解し、それを大きくすることです。   それには、夫婦間の円滑なコミュニケーションが不可欠です。   浮気・不倫、借金等については言うまでもないですが、今後はしないことと、それを継続し、ご主人もしくは奥様に信用を回復してもらえるように行動することに尽きます。   また、ご主人が多忙で、奥様とお話ができていない、奥様が話を聞いてもらえないという不満や寂しさから、離婚して、新たな人生を歩みたいと思った可能性もありますので、奥様のお話をしっかり聞いて、離婚原因を取り除けるようにしましょう。   ご主人もしくは奥様が、相手に求める夫婦関係継続に必要なことは、人それぞれです。   お金なのか、行動なのか、気持ちを伝える等の愛情表現なのか。   普段の夫婦間のコミュニケーションを密にすることで、相手の考えや思いを理解し、行動に移しやすくなると思います。  
  • 離婚を切り出されたときにやってはいけない行動や言動
  急に離婚を伝えられて、動揺して、つい取ってしまいがちな言動や行動があります。   下記のような行動や言動は、逆に離婚意思を固められる可能性があるので、避けるべきです。   ・軽くあしらう ・逆ギレする ・浮気など自分に非があるのに、相手を責め立てる ・自分の両親に相談する ・夫婦関係改善の努力をする気もないのに、単に離婚しないと言い張る   逆ギレや自分に非があるのに相手を責めるのはもってのほかですが、軽くあしらうのもよくありません。   ご主人もしくは奥様にとって、軽くあしらわれてしまうと、「こいつは話を聞く気が無い」「完全に離婚したいとは考えてなかったのに、そんなに軽く考えているようなら、本当に離婚しよう」と思われる可能性が高まります。   そして、やりがちですが、ご自身の両親に相談するのもよくありません。   そもそも、相手にとって言いにくい相手である、夫婦生活の相手のご両親です。   ご両親は心配して、離婚をとどまるように説得しようかとか、実際に乗り込んで、離婚を踏みとどまるように説教をしに来ることもあり得ます。   その時に、「親に相談して、物事を解決しようなんて、なんて自分の考えのないヤツや!」とか、「ものを言いにくい相手を挟んで、姑息な手段を使いやがって!」と幻滅したり、怒りが生じることによって、離婚意思がさらに強固になることが予測されます。   ですから、上記の5つを中心に、離婚意思を固められるような行為や言動は厳に慎み、相手の立場に立って、離婚を回避できるようにしましょう。  
  • 離婚を回避したい場合も、弁護士が関与可能です。
  弁護士に依頼するときは、離婚をすることを決意して、離婚に向けて進めていくために依頼することが多いです。   しかし、離婚を回避するための初動を誤らないために、弁護士に依頼することも可能です。   弁護士が関与することで、話し合いによって夫婦の状況、離婚を考えるに至るまでの原因や経緯を聞き取りし、解決策や打開策を見出して、夫婦関係の修復を目指せます。   離婚調停は、たいがいは離婚へと進むことになりますが、離婚をしないように進める円満調停も少なからずありますので、円満調停を進めるために弁護士を入れて、冷静に物事を考え、その考えに応じて話し合いを進めることができます。   また、別居に至った場合は、夫婦の同居義務違反を突けなくなる可能性があること、別居期間が長くなると、夫婦関係破綻として、離婚が認められる可能性が高くなります。   そこで、別居に至った場合は、即座に離婚に強い弁護士に相談することをお勧めします。  
  • まとめ
急に「離婚したい!」と言われると、ドキッとして、頭が混乱して、冷静になりたいけど、どう対処したらいいのかが分からなくなるのは、至極当然です。   ですから、まずはどうして離婚をしたいのか、その原因を探り、ご自身で相手の不満や寂しさを解消できるようにしましょう。   不倫、浮気、借金、浪費癖は当然にやめる必要がありますが、夫婦間の相手に求める行為や言動は人それぞれです。   離婚を宣言した方は、何を求め、ご自身は何が不足していたのかを確認しないと、やり直したとしても今後も離婚宣言が出る可能性があります。   そのためにも、普段からの夫婦間の円滑なコミュニケーションが不可欠です。   また、離婚を回避するために、離婚に強い弁護士に相談することも一考です。   離婚事件を数多く抱えているからこそ、離婚を回避するための方策提案やアドバイスをすることが可能です。   ご主人もしくは奥様からの突然の離婚宣告に対してどう対応したらいいのかとお考えでしたら、離婚に強い弁護士に相談することも視野に入れましょう。   そして、このブログを読んで、「武澤先生に相談したい!」と思ったら、ご遠慮なくご連絡ください。   私は、毎日、何らかの形で離婚に関する事柄を取り扱っております。   もし、離婚のことでお困りのことがありましたら、まずは下記よりお電話、メールをください。   心配事を少しでも軽くできるように、お話をお伺いします。   ※この記事は公開日時点の法律をもとに執筆しています。   ※この記事は、読んでいただいている皆様にとって分かりやすい言葉を使って、記載しております。   ※本記事を利用して、ご自身で対処する場合は、自己責任で行ってください。